建築設計事務所カオスは2つのことを建築の姿勢にしています。
【 建築家として提供できること それはホスピタリティ】
- 目指すもの
- 誰にでも同じ喜びを提供できることを目指すサービスすよりも 、個々の相手がそれぞれ必要なことに対して、スペシャルな喜びを目指すホスピタリティを私は建築家として大切に考えています。
ホスピタリティ |
⇔ |
サービス |
敷地の個々の条件・地域の風土に
沿った快適なプラン |
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最大公約数的で
「一般的にはこれが快適」
といったプラン |
家族構成やキャラクターを
個々に判断した
快適なプラン・空間づくり |
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日本の家族の多くを
しぼり出して判断した
快適なプラン・空間づくり |
予算とニーズのバランスを考慮し、
建物ことの仕様の判断 |
|
この予算委は、この仕様が
喜ばれることが多いという判断 |
- ホスピタリティ
- 建物が他の一般的な商品と違うのは、出来上がったモノを吟味して手に入れるのではなく、今はないものを “ これから創り出す ” というところです。
そこに、建築の大変さがありますが、逆に『 だからこそ良いものが手に入る 』ということでもあります。そこで大切なのが “ ホスピタリティ ” です。その場面ごとにベストの結果を検討して、1つ1つに答えを出していく建物づくり。
- 求めているのは空間
- その中には、ある敷地ではベストだった考え方が違う敷地では良い方法ではないとか、ある家庭の生活には便利だった手法が別の家庭には違う方法が便利になるといったようなことが含まれます。
また、床や壁・天井屋根などを造ることを建築と言いますが、求めているのは “ 空間 ” であることを大切に考えています。そこに家具が入りヒトが入って完成する
“ 空間 ” ですので、壁や床が主張しすぎるのは決して快適な “ 空間 ” にはなりません。
広さ・高さのバランスが良く、光・風が上手くコントロールされた快適な “ 空間 ” 。
新しい間だけ美しく快適なのでは意味がなく、古くなってますます魅力が増す建物 “ 空間 ” 全ての要素が上手く溶け合うことが最高のホスピタリティだと考えてい。
- 【 ライフワーク】
- ライフワーク
- 【 建築家として提供できること】では、私の建築家としての考えを書きましたが、並行してライフワークとして取り組んでいるのが『 建物が原因で人がカラダを悪くしないこと』という課題です。
- アレルギー問題
- これは、
階段から転落するなどのケガと、
建材から放散される化学物質によるアレルギーなどの病気の両方の意味がありますが、私はとくにアレルギー問題に取り組んでいます。
アトピーを代表とするアレルギー問題は、体質として諦められたり、食べ物を重視しても空気環境にまで目を向けられないということが沢山あります。
- 国の基準
- 逆に
『 国が定めた基準をクリアした安全な建材 』という建築業界側からの発信も問題です。アレルギーは原因が複合的なことが多いので、建築だけで解決できる問題ではありませんが、少なくとも『 建築が原因で人がカラダを悪くしないこと 』については、今後もより深く取り組む事業だと考えています。
- 自然素材
- そのための方法として
化学物質を含む工業化した建材を出来るだけ排除して、自然素材を使うことだけにとどめずに、自然素材のなかでもどれがその人にとって安全かというところにまで踏み込んで考えます。